「かわりばんこ」と日本刀

日本刀にまつわる日本語が数多くありますが、「かわりばんこ」も日本刀を作る刀鍛冶屋で使われた言葉であるとされております。日本刀を作るための材料でもある「鉄」は、自然界には「鉄」として存在していないため砂鉄などに含まれる鉄分を炭素と結びつけて還元するかたちで取り出さなくてはならないようです。砂鉄から鉄の成分を取り出す「たたら場」は、3日3晩の間中人々が原料を炎で熱し、日本刀の材料となる鉄を取り出していたと言われています。灼熱の炎の中で行う作業を3日3晩睡眠をとることなく行うことは、不可能でありますので「たたら場」で働く者たちが交代交代に火の番をしながら「ふいご」と呼ばれる装置を使って炎が燃え盛る炉に空気を送り続けていたと言われております。火の番をするこの者たちは「ふいご」を踏み続けながら炉に空気を送っておりましたが、この作業を行う人々のことを「番子(ばんこ)」と呼び、「番子」が変わるという意味を持って、「かわりばんこ」などといった言葉が生まれたのではないかと考えられているようです。

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