室町時代の最大の財源は日本刀だった

室町時代 (1336~1573年) の日本は世界でも有数の武器輸出国でした。主な輸出物となったのは日本刀であり、中国の明王朝 (1368~1644年)に大量の日本製刀剣が輸出されていたことがわかっています。室町時代に輸出が盛んであったと記述しましたが、日本からの刀剣輸出は室町時代に始まったことではないのです。もっと昔である平安時代 ( 794~1185年)にはすでに明王朝樹立前に中国大陸を支配していた宋王朝(960~1279年)に日本刀を輸出していました。そのころから、切れ味が鋭く、珠のように美しい日本製刀剣はとても良いと評判になり、同時代の文学者・詩人・歴史学者である欧陽脩という人物が「日本刀歌」を詠んで、絶賛されました。それほど、日本刀は昔から優れたものだったことがわかります。しかし、なぜ室町時代から輸出が盛んになったかというと、室町時代以前の日本は刀剣の製造技術がまだ発展途上段階にあり、大量生産ができなかったためです。この点からも日本刀を作るのは、簡単なことではないことが伺えます。長い時代を経て、日本刀の良さをそのまま残しつつ、大量生産できるように製造技術が向上しました。そのため、製造技術が向上した室町時代に入ってから、輸出が盛んになったのです。この製造技術の向上に伴い、日本刀の製造は量産化に変化していき、 日本は武器輸出大国として世界に認められるようになっていきました。
中国では、日本刀 「倭刀(わとう)」とも呼ばれており、当時の中国人の多くは日本刀を持っていたと中国の歴史的書物にも記されています。このように、室町時代には多くの日本刀なども刀剣を輸出し経済を回していました。日本刀は室町時代の最大の日本の財源だったと言われています。

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