「拵の美」

刀身を収める鞘や、茎を入れる柄や鍔の装飾を拵えという。もとは刀身の保護が目的だったが、持ち主の嗜好や時代の流行が反映され、金工や漆工などの高い技術を用いたものも多い。

<小烏丸>こがらすまる

  正式名称・・・太刀無銘伝天国

伊勢神宮からの使いの大烏が、桓武天皇にもたらしたという逸話から「小烏」という名がついた。拵えは明治時代に作り直されたもので小烏丸のように刀身と拵が別々の制作年であることは珍しくない。雲龍模様の錦で柄の部分まで装飾されており、これは1800年代に編纂された史料を元に制作された。

 <朱漆雲龍蒔絵大小拵>しゅうんりゅうまきえだいしょうこしらえ

加賀百万石を成し遂げた戦国武将・前田利家。派手な立ち居振る舞いを好む「かぶき者」として知られている利家だが、彼が有していた打刀と脇差も、「かぶき者」の名にふさわしく、拵えは鮮やかな朱漆塗りで派手な佇まいとなっている。雲龍が蒔絵で描かれており、利家の嗜好がわかる二振りです。

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