日本刀の一流研ぎ師

刀を磨いて人の道を磨く

「金象嵌(きんぞうがん)銘城和泉守所持 正宗磨上本阿(花押)・・・これは、ある日本刀の茎(なかご)に切られた銘であるが、「この日本刀は、刀剣を鑑定する本阿弥家のものによって「政宗」と鑑定されたものだ。ということがわかる。本阿弥家は日本刀の鑑定書「折紙」を発行する事でも知られ、代々、刀剣の「研ぎ」「拭い」「鑑定」の三業を家業としてきた。

 その本阿弥家の一人で、書や陶芸に精通し、芸術家としてマルチな才能を発揮した光悦についてはこんな話も伝えられている。「日本の刀は人を斬る為に鍛えられているのではない。御代を鎮め、世を護りたまわんがために、悪を払い、魔を追うところの降魔の剣であり、また人の道を研き、人の上に立つ者が自らを誡め、自らを持するために、腰に帯びる侍の魂である。というのがその理由だそうだ。

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