櫓金というのは、山形金物と帯執りをつなぐ金具だそうです。帯執が自在に動くように構造とされたものが多いそうです。帯執というのは、櫓金を介して足金物に付属して、この部分に太刀緒を通して、からめて固定したそうです。足緒というのは、飾剣の帯執に用いられているそうです。薄い革を折り返して重ねたものだそうです。足革とも呼ばれるそうです。七つ金というのは、足緒の革を固定するための留め金だそうです。一の足に3つ、二の足に4つの合計七つ設けられているそうです。太刀緒というのは、太刀を腰に佩くために用いられた緒だそうです。平緒というのは、儀仗用太刀を佩用する際に用いられた太刀緒だそうです。紫・紺・青色の糸を幅三寸ほどに織ったもので、家紋や鳳凰、唐草などの刺繍を施した華麗な組緒だそうです。垂れと呼ばれる部分を束帯の前方に垂らして飾りとしたそうです。鎌倉時代以降は結び方を簡単で便利にするために、帯と垂れを別に仕立てた切平緒が使われるようになったそうです。腰と垂れからなる従来の様式のものは続き平緒と呼ばれたそうです。石突金物や芝曳というのは、鞘尻を保護するための金具だそうです。兵庫鎖太刀というものがあるおうです。地板というのは、兵庫鎖太刀などで鞘の表面に装着されているそうです。渡金や彫刻が施された薄い板のことをいうそうです。覆輪というものによって固着されるそうです。覆輪というのは、柄や鞘の棟側及び刃先側の端部を保護するためで、金・銀、銅などの薄板で地板を皮膜したものだそうです。古くは銅製だったそうで、江戸時代の復古品には銀製が多いそうです。共覆輪というのは、地板と同じ素材による覆輪のことをいうそうです。