西洋の刀匠たちと日本刀

<キース・オースチン延平>

長野県坂城町に工房を持つ、人間国宝・宮入行平に弟子入りし、修業に励んだアメリカ人の刀匠キースオースチン延平は、正式に作刀認可を受けた唯一の外国人だった。

1965年から、著名な刀匠の下で五年間熱心に修行し、文化庁の作刀承認を受けて、刀匠になる。師匠の一字を取って「延平」と名乗った。

<テールデニー>・・・日本びいきのアメリカ人

明治から昭和にかけて活躍した、宮内省刀工の一人・桜井正次の弟子として、刀鍛冶を学んだアメリカ人がいる。名前はジョージ・チルデン。刀匠名として作刀に切った銘は「テールデニー」。

天照大御神の刺青を腕にいれ、正月には羽織袴を着て伊勢神宮を参拝するほどの、日本好きだったという。

日本刀一問一答

問い・・・日本刀と銃弾、どちらが強い・・・

 答え・・・テレビ番組で行った実験。刃先をこちらかわに向けて立てた日本刀に向かって発砲した。すると刃先に当たった銃弾は真っ二つに。銃弾は、鉛や銅などの軟らかい金属を主成分としており日本刀の強さは当然であろう。

 問い・・・貧しい武氏は、どんな刀を持っていた。

 答え・・・江戸時代下級武士でも代々受け継がれてきた名刀を持つものはいた。新しいものを買うとなると、古物商で安価な質流れの刀を買ったり、それさえ買えない貧しい武士は、刀を売り払い、代りに竹を削り刀のように見せかけた「竹光」を持っていた。

 問い・・・左利きの武士は右腰に日本刀を差していたのか

 答え・・・武士の作法を考えると、左腰に差すのが常識でいくら左利きでも右腰に差すとは考えにくい。左利きであっても、子供のころから矯正されていたと思われる。

 問い・・・白いポンポンを刃に当てているのはなにをしている。

 答え・・・ポンポンとしながら、古い油をとっている。あのポンポンの中には、「打ち物」と呼ばれる砥石の粉が入っている。その粉を刀身に軽く付け、紙で拭く事で、刀身に塗ってある古い油が取り除かれ、さらに、刀身を美しく仕上げる働きもある。